Yahoo!プレミアムの値上げと常時ポイント5倍で見る、Yahooの囲い込み戦略
Yahoo!プレミアムの値上げが行われました。そのこと自体は、当ブログでも記事にしています。この値上げに関してですが、Yahoo!の方向性としては完全な顧客の囲い込みに動いていると考えられます。
Yahoo!プレミアム会員の会費値上げに対して「Yahoo!ショッピングにおけるポイント常時5倍!」というキャンペーンを打ち出しています。
ライバルである楽天市場も2016年より「スーパーポイントアップ」という形で対抗しているわけですが、楽天の方は年会費無料の楽天カードなどを条件にしていることを考えるとやや縛りは緩やかだと言えるでしょう。
ネットモールで12500円以上毎月買い物する人はどのくらい?
Yahoo!プレミアムは492円(税込)の会費制、これをポイント5倍の特典でモトを取ろうと思うと増加分の4%で約12500円の買い物が必要になります。
これ以上の買い物をするというのであればYahoo!プレミアムに参加する方がお得ということになりますね。
私の場合は12500円くらいは毎月買い物していると思いますが、Yahooだけでこの金額は買ってないです。価格を比較して楽天、Yahoo、Amazon、その他サイトなどを結局使い分けているので、そこまでの買い物はしていないでしょう。
結局Yahoo!の戦略としてはこうした色々なところで買っているユーザーをポイントで囲い込むという戦略に出ているわけですね。会費を値上げすることで、もったいない感(会費分活用しなきゃ)がより強くなりますし…。
戦略は間違っていないと思うけど、少し早い気がする
この戦略自体は間違っていないと思います。
Amazonだってプライム会員からの会費がかなりの収益源になっているという先行者事例もあるわけですから。
ただ、ことYahooショッピングで言えば早すぎるように思います。
無料化で掲載ショップ自体は増えていますが、無料だからという理由だけで出店してそのまま放置されているショップのようにケアが十分にできていないように感じているからです。
まずは、増えた出店者に対するサポートと不良出店者の排除を済ませ、利用者がもう少し定着してから始めるべきなのではないかと思います。