ブランドデビットカード(VISAデビット・JCBデビット)のメリットはブラック向け?
ブランドデビットカードというものがありますよね。
銀行の預金残高の範囲内でクレジットカードが使えるお店であればたいていのお店で決済ができるというカードです。
私の住んでいる福岡でも、地銀の福岡銀行がDebit+というサービスを開始しています。
でも、このデビットカードって正直どの層にメリットがあるのかいまいちよくわからないんですよね。仕組みはクレジットカードに近いけど、実際には即時払い。
使えるお店も一部限定されている(年会費とかガソリン給油とかには使えない)。ということを考えるとメリットはほとんどないように思うんですよね……。
もちろん、クレカにはないような特徴がある系はわかります。たとえば、ソニー銀行のデビットカードは外貨預金の残高の範囲なら、海外でもそのまま外貨預金で決済できるっていう仕組みはすごく面白いです。
参考:ソニーバンクWALLET(Visaデビットカード)の特徴、メリット、デメリット
でもその他一般のデビットカードってそういう仕組みがあるわけではないのですよね……。
実は世の中にはクレジットカードを持てない人は思ったより多いのか?
仮説としてはこちら。実はクレジットカードを発行できない人って思っているより多いという話。職業スナイパーでも審査OKが出るとのうわさ(嘘らしいです)の楽天カードのような審査が甘いクレジットカードもあるけど、それでも落ちるって人が実は以外に多くて、その受け皿になっているという話。
どうなのかなー、と思って調べたら、CICに統計情報が出ていました。
総登録件数:69,568万件
移動情報件数:1,600万件
割合にしたら2.2%ということになります。
もちろんこれは、人口の2.2%がブラックというわけじゃないです。
総登録件数に対する割合で、CICには一人何件もの登録があります。たとえば、私も先日請求してみたのですが、20件以上ありました。これは携帯電話の分割購入やクレジットカード1枚1枚に対して1つの登録があるからです。
異動情報がつく人は1件だけというわけでなく、滞納しだしたら複数の借り入れなどが焦げ付くケースも多いと思います。
仮に一人が問題を起こすときに5件なら320万人、10件なら160万人ということになります。非常にざっくりとした試算になりますが、結構人数がいそうな感じですよね。
そう考えたら、ブランドデビットカードなどにもニーズは出てくるんでしょうか。