サラリーマンにとってコスパの良い年収っていくらくらいなの?
最近思っているのが、サラリーマンにとってコスパの良い年収っていくらくらいなのかな?ってことです。
日本の税制(所得税)は累進課税なので所得が増えたら税率は高くなります。
また、家庭持ちなら児童手当の問題や配偶者控除の問題なども出てきます。年収が増えれば増えるほど良いのか?って言われると微妙なところもあります。
ここだと年収が600万円を超えたあたりで所得税率が大幅に上昇する(10%→20%)、800万円をこえてくると子ども関係の補助金の減額といった具合で、収入が増えても比例して手取り(使えるお金)の増加ペースが小さくなってきます。
特に影響度が大きいのが600万円を超えたら税率が10%増えるというところでしょうか。
高収入サラリーマンにとっては年収が上がれば上がるほど、どんどん引かれるお金が増えていくという形になるわけです。100万円給料が増えても手取りは60万円しか増えないというのは重税感がありますよね。
でも、世帯年収600万円程度だとやれることは限りがある
そうした一方で税制的な面でコスパ(?)がよいと考えられる年収600万円程度だと単身者ならいいでしょうが、世帯持ち、子ども持ちとなると、贅沢できるような収入ではありません。
となってくると必然的に年収を増やす必要が出てきます。
結局のところ、年収にコスパを求めるというのはおかしな話で、額面が増えれば限界税率はどんどん高くなっていくものの、手取りが減るということはないわけです。
いわゆる130万円の壁などといわれるような働き損になるということはありません。
そう考えると、年収にコスパなんて求めず、稼げるだけ稼ぐという方法の方が良さそうですね。