琉球コイン(仮)という沖縄の仮想通貨について
沖縄で、沖縄県内で利用できる仮想通貨として琉球コインなるものが検討されているそうです。
インターネット上で取引される仮想通貨「ビットコイン」に使われている先端技術「ブロックチェーン」を活用して沖縄独自の仮想通貨「琉球コイン(仮称)」をつくり、流通させる構想が県内外の企業や金融機関の間で検討されていることが15日、分かった。取引所を設置し、世界中で利用が広がるビットコインや円、ドルとの換金を可能にする。また店舗などで決済に使える環境を整える。独自の仮想通貨圏をつくって世界中から投資を呼び込み、経済活性化につなげる狙いがある。
主には外国人などをターゲットとするということで、ドルと交換できるとのこと。
個人的には利便性があるようにはなかなか思えません。そもそもホテルとかならクレジットカード使ったほうが早いだろうし、現金商売が中心のお土産屋だったら、仮想通貨の決済端末どうするの?って話になりますよね……。
仮想通貨を理解してもらうのも難しいだろうし、かなりハードルが高いと思うんですよね。
その一方で仮想通貨を導入するメリットとして
ある商品を琉球コインでしか買えないというルールを作れば換金の機会が増え、保有する人が多くなると通貨価値が上がり、消費拡大にもつながる可能性がある。
そんな沖縄でわざわざ面倒なコイン買ってまで買いたくなる商品って何ですか?逆に、そんなわけのわからんコイン買わないといけないくらいなら買わないってことで消費が落ち込むような……。
主に増加を続ける外国人観光客がターゲットだが、約42万人いる「世界のウチナーンチュ」や沖縄に注目する空手家などの潜在的な需要にも期待する。
ここは僕の常識力不足なのかわかりませんが、「沖縄に注目する空手家」って何ですか?潜在需要なのにピンポイントすぎませんか??
ちなみに、上記によると最大の仮想通貨であるビットコインの時価総額は約2兆円ちょっとです。そんなビットコインでも日本で決済として使えるお店はそんなに多くありません。
そのうえ、ビットコインのレートはやっぱり値動き荒いです。沖縄専用の仮想通貨なんて導入しても需要(売買)が少なすぎて適正なプライシングができるとは思えないんですけど……。
やるならビットコイン使えばいいじゃん。
そういえば、2000円札はどこに行ったのかなぁ……。