住信SBIネット銀行がデビットカードを大改悪。最大のメリットの外貨決済を無意味にする
ネットバンクの住信SBIネット銀行。
こちらが同行が発行しているVISAデビットカードについての改悪を発表しました。
※2017年3月15日より、海外事務手数料を一部改定いたします。
・ 2017年3月15日より、米ドルによるショッピングまたは海外ATM利用の際に米ドル決済をご指定の場合、海外事務手数料(2.50%(非課税))をお支払いいただきます。
・ 2017年3月15日より前のご利用分であっても、2017年3月15日以降に「確定売上情報」(最終的な確定金額)が当社に届いた場合は、米ドル決済のご利用金額に対して海外事務手数料2.50%が発生いたします。
はい、デビットカード使う意味無くなった!
このサービスのいいところが、外貨預金しておけば米ドル決済できるというお話です。住信SBIネット銀行の為替手数料(外貨預金)は片道20銭なので1ドル110円とした場合、手数料率0.18%くらいで済むというのが良かった。
でも、3月以降はこれに加えて2.5%が上乗せになります。
一方でクレジットカードでそのまま外貨決済した時には下記の手数料で済みます。
JCB:1.6%
VISA:1.63%
MasterCard1.63%
American Express:2.0%
DinersClub::1.3%
引用元:海外旅行・海外出張に行く人にお勧めのクレジットカード
これなら一旦外貨預金を経由させるとかしないで素直に海外でクレジットカード決済をしたほうが安いという事になります。ここからもわかる通り使う価値ナシです。
ちなみに類似のサービスとしてはソニー銀行が「ソニーバンクウォレット」というサービスがあります。こちらを使ったほうがお得です。
それにしても最近改悪多いな……
それにしても最近は住信SBIネット銀行さんの改悪が多いように思います。
以前は高金利の普通預金!としての人気が高かったSBIハイブリッド預金も今となってはそこらの普通預金と同じくらいです。類似サービスの楽天銀行のマネーブリッジが超低金利の今でも頑張っているのと比べると弱いです。
スマートプログラムにしてもそうですね。
従来のATM無制限利用、月3回までも振込手数料無料というサービスをやめて、利用者の預金状況や金融サービスの利用に応じて段階的なサービスとなるように訂正されています。
サービス内容が改悪されたといっても過言ではないです。
ここ数年で住信SBIネット銀行さんのスペックダウンが著しいように思います。初期は他のネットバンクと比較して手数料も安い、預金金利は高い、サービスも充実!と3拍子揃っていたのが、今やどの部分をみても、他のネットバンクに負けるところがある銀行になってしまったように思います。
口座数がある程度増えてしまったので、もうサービス期間は終了!という意味なのでしょうか……残念です。