野村ファンドラップの解約相談を受けたお話
別に専門家というわけじゃないのに、あいつは金融に詳しいということで相談を受けることが多いfukasho39です。
先週の土曜日に、何かと話題のファンドラップ「野村ファンドラップ」について両親が購入していていいものか悪いものかわからないから相談に乗ってほしいというお話を受けました。
その方は、野村ファンドラップで保守的とされるレベルの運用をされていました。
ポートフォリオの細かいところは公表していいものかわからないので差し控えますが、だいたい国内債券の割合が60%といった感じの内容です。
やっぱ、ファンドラップは高いわ……
説明書も見せてもらったのですが、このファンドラップは年間の管理手数料が0.82%もかかります。
国内債券中心で国内の金利なんてマイナス金利付近に沈んでいるような状況で、預けているだけで0.82%ってかなり厳しい数字だと思います。
ちなみに、野村ファンドラップは運用方針が積極的になればなるほどこの管理手数料が高くなっていく仕様になっているみたいです。
ただ、この方は始めた時期が良かったみたいです。
マイナス金利政策によって金利が下がったことでファンドが保有する既存の国内債券の価格が上昇したことを受け、基準価額が大幅に高まっており、かなり高いリターンを発揮しておりました。
アドバイス
アドバイスとしては以下の通り
・野村ファンドラップは手数料高すぎる
・国内債券ファンドは金利が下がったことによる基準価額増なので、今後金利が上がったときは逆に下がるから保有するバランスは注意したほうがいい。
ちなみに聞いたところ、インフレ対策で運用しているという話でしたので、それなら個人向け国債10年・変動タイプでも買っておけばというお話になりました。
以上です。